電子回路の実験でよく使うみのむしクリップですが、その接触抵抗について調べてみました。
金メッキターミナル(Mac8, CD20-15) をみのむしクリップの3つめの歯で挟み、ケルビン接続により電流・電圧特性を計測します。
各部が温度平衡に達した後に S1 を OFF (null) 側に接続して電圧計の offset null を行い、S1 を ON に接続して計測します。
白色のみのむしクリップが D.U.T. です。
ターミナルの上に載せてあるのは温度センサーでです。
電流 V.S 接触抵抗
clamped : みのむしクリップで挟んだだけでの計測値
clamp_and_pressed : みのむしクリップで挟んだ後に調整ドライバで軽く押さえてから離した後の計測値
測定電流を 20 [mA] で固定したときの測定電圧の経時変化
接触抵抗は挟んだだだけよりも、挟んでから軽く抑えるほうが接触抵抗が下げられるようです。 挟んだだけでも接触抵抗は経時的に減少しますが減少の仕方は穏やかです。
また、接触抵抗の非線形性も確認することが出来ました。