プロならば
プロならば回路の性能が出るのはあたり前。
いかに信頼性の高い回路をシンプルかつエレガントに設計するかが
回路設計技術者の腕の見せ所ですし、回路設計の楽しみでもありま
す。けれども、必要十分な設計を決まった期限までに行えるのがプロの
プロたる所以です。
アマチュア作家は10年かけて超大作を書く事ができますが、プロの作家は毎月、
十分な品質の文章を提供できなければなりませんね。
実際の開発だと、性能最優先で設計できる事はまれです。納期が最優先であったり、
コストが最優先であるために、必要十分な性能のぎりぎりまで部品を減らしたり
安価な部品にかえたり、部品の種類を少しでも減らしたりと、色々泥臭い努力も
必要です。
© 2000 Takayuki HOSODA.