(24, 12) 拡大 Golay 符号について

(23, 12) Golay 符号 は数少ない完全符号の一つとして知られています。 この符号にパリティを 1 ビット加えて符号化率を 1/2 にしたものが (24, 12) 拡大 Golay 符号です。 この符号はデジタル無線通信をはじめさまざまなところで用いられています。 有名な所では NASA の宇宙探査機 Voyager 1, 2 号のデータ伝送に使われています。 この符号はハミング距離が 8 なので、3 ビット誤り訂正／ 4 ビットランダム誤り検出が出来ます。

(24,12) 拡大 Golay符号 デモンストレーション

⚠️ Demo の実行には Java 8 のインストール と 例外サイトへの追加 が必要です。

• Send code の Data 部分をクリックすると該当ビットを反転出来ます。
• Error bit の任意の部分をクリックすると該当ビットを反転出来ます。
• 最初はランダムな値の Data とランダムな１ビットの誤りになっています。
• タイトル部分をクリックすると Data がランダムに変更されます。
• Auto run 部分をクリックすると誤りテストを自動的に実行します。
  左から 1-bit, 2-bit, 3-bit のランダム誤りのテストになっています。

参考文献

• ARIB STD-T77, PIAFS リアルタイムプロトコル, 社団法人 電波産業会, 2001.
  
• 符号理論, 今井秀樹, 電子情報通信学会, ISBN4-88552-090-8
  
• MIL-STD-188-141A, Interoperability and Performance Standards for Medium and High Frequency Radio Equipment, U.S. Army Information Systems Engineering Command, 1988.
  
• FED-STD-1045, Telecommunications: HF Radio Automatic Link Establishment, General Services Administration, 1990
  

関連項目

2元 BCH 符号及びバースト誤り訂正符号